ところで、・・・・・・
先日お話しした ワムシ。
ワムシの起源は 先日もお話ししたように、 以外に新しい。
いろんな微生物が地球上にいるのかで、 なんと ワムシの出現は ウニやヒトデよりも遅く 魚類の出現した時期であった。
この事から、魚類の繁栄に ワムシが 一枚絡んでいるのは 確かではないか と くまぱぱは 考える。
そんなワムシ。 今では 魚類の繁殖に、欠かせないプランクトンである 。
だからこそ 弊店でも 売られていて 人気商品になっている。
では
一体誰が 最初に ワムシを培養したのであろう。 どこかの国の 誰かが ワムシを培養し始めたわけだ。
それが 今日に引き継がれている。
ワムシの培養って いつごろから始まったのか? 何十年前? いや 百何十年前から・・・・・。
そして それを始めた人は どこに住んでいた 何人なのだろうか。 欧米の方々? アジア人?
ちなみに 100年前の日本は 丁度 明治時代から大正時代に移った頃である。
そのころ、 これまで 育ててきた養殖ウナギが 一晩で 全滅という 事態が 時折 各地で起きていた。
調べてみたところ あるプランクトンが大繁殖していた。そして 池の中が酸欠状態になる事が原因で ウナギが全滅していることが付きとめられた。
そのプランクトンこそが ワムシである。 当時 ワムシは 害虫扱いをされていたプランクトンであった。
それに目を付けたのが 三重県立大学教授の 伊藤教授である。
当時 伊藤教授は アユの繁殖の研究を任されていた。アユの繁殖のカギを握るのが 言うまでも無いが 稚魚の餌となるプランクトンである。 色んなプランクトンを採取して与えるものの、安定供給が難しい。 プランクトンが取れる日もあれば 取れない日もある。
そこで 伊藤教授が目を付けたのが、 増えすぎて ウナギを死なせてしまっている ワムシである。
このワムシなら 汽水のウナギの養殖池に いつも 居る。それを 採取して 稚魚に与えることを 試みた。 すると これまでになく アユの稚魚は成長し、一回で1万匹の稚魚を育てられるまでになった。
この時点で アユの稚魚にワムシが有効であることが 認められた。
そこで 次のステップである。 ワムシを 人工的に培養するには どうしたらいいのであろうか?
その研究が始まったのが昭和38年である。
ワムシは汽水で爆発的に増える事 植物プランクトンを食べている事などが 次々に明らかになってきた。
でも 当時は まだ ワムシを培養するのに効率のよい 濃縮クロレラなど無い。 当店でも扱っている 濃縮クロレラが 世に出たのは なんと 最近の事 昭和50年代に入ってからの事である。
と言うわけで、 フタを開けてみると、 ワムシを培養した最初の人は やっぱり 日本人であった。
伊藤教授は ワムシの培養の第一人者 草分け的存在である。 その技術は 国内だけでなく いまや 世界中で 当たり前のように培養されている。
くまぱぱでした。