本日ご紹介するのは・・・・ 3種類の 甲殻類 エビカニの仲間。

それも イソギンチャクに深~~~い 関係のある 甲殻類であ~~~~~る。

 

まず トップバッターは・・・・・・ カニダマシ

カニダマシは ダマシ とある事から 推測出来るように カニではない。

ヤドカリの仲間だ。

む?

そもそも ヤドカリとカニの違いは?

ヤドカリ類の足は 一対 カニより少ないんだよ

カニは 5対 10本(ハサミを含む)・・・ であるのに対し

ヤドカリは 4対 8本(ハサミを含む)

そこのところで カニ類と ヤドカリ類を区別している。

もう一つ言うならば、 ヤドカリは カニよりも 腹部の保護が貧弱。 いわば 甲羅が薄いのである。

だから 貝殻などの 殻を 借りて 生活している種類が多い。

 

そんな中、 カニダマシは 貝殻を借りて生活しているのではなく・・・・・

イソギンチャクを借りて・・・・・・違う 違う イソギンチャクは誰も貸してくれない。

 

イソギンチャクを宿としている。

そうだ クマノミ類が イソギンチャクに入るように・・・・

カニダマシも イソギンチャクに 身を隠して生活しているのである。

カニダマシはの もう一つの特徴は  なんと プランクトンネットを持っているのである。

そして その ネットを 振り回し プランクトンをゲットし 捕食している。

その様が 動画でたっぷり見ていただけるはずだ。

 

 

続きましては・・・・イソギンチャクエビ

彼らもまた イソギンチャクを 宿としている。 こう見ると、 イソギンチャクに入るのは クマノミだけじゃァ 無いんだよね。

その他の 生物も しっかり 利用している。

この イソギンチャクエビも 先ほどの カニダマシと同様 宿を借りているだけではなく・・

宿のお手入れ・・・・つまり イソギンチャクの 世話をしているんだよ。

 

どんな世話か?

イソギンチャクの脱皮を 手伝っている。

 

うそだぁ。 イソギンチャクは 甲殻類じゃないんだから 脱皮などするか。

って

思うでしょうが するんだよね これが。

いわば イソギンチャクも 定期的に 一皮むけるのだ。

その むけた皮を チョッキン チョッキン はさみで 切断。

こりゃ 助かるよね。

だから 我々は クマノミと同様 これら イソギンチャクに入って生活する生物を イソギンチャクと共生している と呼んでいるのだ。

つまり 双方に メリットがある・・・・・・

から 共に生きる 共生だ。

 

ちなみに 下記の映像は 左が雌 右がオス このカップルは 先日結婚したばかりの 新婚ほやほや。

べったりでしょ。

 

最後に ご紹介するのはキンチャクカニ

これも イソギンチャクに入る????

 

 

いや 違う なんと イソギンチャクを スマホみたいに 持ち歩いているぞ。 しかも 両手に・・・・・。

イソギンチャクは 常に キンチャクカニのハサミに 挟まれている状態だ。

これじゃ 痛いだろう。

これ ・・・共生??????

いや 強制???? だろう

 

 

 

これでも イソギンチャクに メリットがあると 考えられている。

このカニは 捕食する際 餌を自分のハサミで直接取らず、 手に持っているイソギンチャクに付けて 口に運ぶ。 そのとき イソギンチャクに着いた餌を イソギンチャク自身も食べれてしまう。 これが メリットだ。

 

それにしても この イソギンチャク 常にハサミに挟まれていて、自分の好きなとこへ 行けないじゃん。 強制的に連れまわされている。まるで 監禁されているようだ。

可愛そう。

いや こういう考え方もある。

イソギンチャク自身がいくら動いても 動ける距離は微々たるもの。

この カニさんなら 短時間で 色んな所へ しかも 餌まで つけてくれるから  ありがとう・・・・

って 言ってるかも。

 

いや それでも 痛そう。