先日 2~3日前の事 記念すべき ペアーが 初産卵した・・

今現在  6種類のペアーを稚魚を採るための 種親として飼育中 
そのうち 5ペアーが 常時産卵中であった。
が 残る1ペアーが 2~3日前 初産卵してくれたおかげで、 すべてのペアーが産卵中となった。

現在産卵中の6種類のペアーを改めて ご紹介。
まずは このペアー ペルクラクラウンの赤タイプ。 まあ 2週間に一度のペースで 産卵中。
矢印のところに 卵がついている。

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この子達は カクレクマノミの やや 濃い目のペアーだ。
この子たちも 相変わらず たっぷり産卵中。
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ブラックオセラリスも 同様 良く産んでいる
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この子たちは 黒味の強い ブラックペルクラ この子たちも まぁ 暇なのか
良く生んでくれる。
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この子たちは ノーマルの カクレクマノミ。
たまたま、 孵化直後で 壁についている卵はないが・・・・・
良く生んでくれる。彼らもまた 2週間に一度のペースである。
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さて、 紹介が遅れたが 弊店の新人カップルの プラチナオセラリス。
隣人の カクレクマノミと いつも いがみ合っている。
水槽のアクリル板の板厚に 彼らが  反射してちらっと見えるのだろうか、 互いの存在にたいして、威嚇し合っているのだ。
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仕切り版は もちろん あるのだが、時には 激しいく ぶつかり合う。
水槽の壁にね・・・・・・ 
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と そんな中 産んでいなかったのが この新人カップルのプラチナオセラリス。

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まだ 日海センターの 水槽に入って 3か月あまり。
ようやく  産みました。4日前・・・・。
 魚卵数は 10数個あまり・・・・・。
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通常は 100~300産むので 極端に 少ないけれど 産んだ。  10個・・・・
でも 産んだことに変わりはない。
この子たちが産んでくれたおかげで、繁殖コーナーの6ペアーすべてが生んだ
事になる。

実は ・・喧嘩をする事と、 産卵する事は つながっているのを ご存じだろうか?

そもそも 防衛をする 喧嘩を する。これは 自分が生き抜くための 手段の一つだ。

防衛しなければ 喧嘩に負ければ 死んでしまうからだ。
だから 防衛し 喧嘩もする。 生き延びるためには 当たり前の事。
子孫をのこすのも 生き延びる事の一つ。 子孫さえ絶やさないようにしておけば、自身が喧嘩に負けて 死んだとしても、種が滅びることはない。
もしかしたら、 次世代の子供たちが、その 親のかたきを 取ってくれるかもしれない。

こんな例が報告されている。  他の魚と隔離され カップルだけで飼育されていているクマノミのペアーは・・・ 刺激がない生活・・・敵がいない生活・・・の影響なのか、平和ボケしてしまい、防衛本能が欠落してくる。
その結果 子孫を残そうという本能も欠落していき 産卵回数が減ってきたり、 産卵が止まったりすることが、事実ある。

少々の刺激は 生活に 必要なんだね、人も クマノミも・・・・
だから 敵がいっぱいいる大自然で クマノミ達は 沢山の卵を産卵するんだね。

さて、 この プラチナオセラリス 次回はたっぷり産んでくれるだろうか?そして どんな子が生まれてくるのだろうか?

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