ところで、皆さん 不思議には思わないだろうか?
生きているサンゴ ミドリイシ や ハナガササンゴが 問題なく輸入されているのに、
死んでいる 飾りサンゴは 輸入禁止となっているわけ。
本来 逆であろう。
飾りサンゴは もう すでに 砂浜に 打ち上げられ 死んでいるサンゴ達のこと。
すでに死んでいるのだから、輸出をしても 自然破壊にはつながらない。
生きているサンゴほど、生きているのだから、守らなければならない。
と 先日のブログで 書き終わった。
こう考えてみよう・・・・。
そうすると 上記の謎が解ける。
皆さんが、もし、 インドネシアに渡って、サンゴを採取する商売を ゼロから 始めようとしよう。
サンゴを採取する商売と言っても 大きく分けて 二通りある。
❶生きているサンゴを取り扱う。
❷死んでいるサンゴ(飾りサンゴ)を取り扱う。
どちらが 容易に商売をスタートさせることが出来るだろうか?
当然ながら ❷のほうに違いない。
❶のほうでは、莫大な資金が必要だ。 生きているサンゴをストックするための 多数の水槽、設備、それを、管理するためのノウハウ 及び 人材など・・・・。
❷なら、 ストックするのに 死んでいるサンゴだけに 空き地に野積みでOKだ。また、生きているサンゴではないから 、サンゴが死ぬことも無い。
圧倒的に ❷を商売にする人が多いはず。なぜなら 容易に始める事が出来るからだ。
だから そこに、歯止めをかけるのである。
砂浜に転がっているサンゴなどは、採りつくされて そう あるものでは無い。じゃぁ どうするか?
夜間に、生きているサンゴを 採取し、 砂浜に 転がしておくのだ。
そして、 朝 同じ(グループの)人間が 砂浜に転がっていたサンゴを採取する。
「これ 死んでましたよ」 と言って・・・・
こんな事をされては、あっという間に サンゴは乱獲されてしまう。
生きているサンゴを取り扱う業者であれば、それなりの規模が必要だし、届出をすることで 国も 監視の目を配ることが出来る。
密漁になりやすいのは だれの 目も 触れない 個人(小人数)の仕事である。
だから、 飾りサンゴは 全面禁止になっている・・・・・というわけ・・・。
くまぱぱでした。