先日の お客様からのお話しで・・・
「 水面の油膜は どうやって取るのが 一番よいのでしょうか?
インターネットとか 見ると・・・・ 新聞紙を水面に広げ 新聞紙に吸わせ油膜を取るとか、 キッチンペーパーを 使うと 更に いいとか、 色々書いてあるんだけれど 実際のところ どうなんでしょう? 新聞紙じゃ インクが水槽に入りそうで なんか 気が進まないし・ キッチンペーパーも なんらかの 薬品が入ってそうで・・・いや 入っているでしょう。 だから まだ 実際には怖くてやって無いので・・・・  日海センターさんでは どのように 取っていますか?」

という 質問であった。なるほど 結構悩んでおられる方 多いようで・・・。 しかし そんな事で悩む必要 全く無。
新聞紙も キッチンペーパーも 一切使わない さらに 言うなれば 油膜をとる道具など一切使わない 方法を ご紹介しよう・・・・。

油膜を取る方法 は →  いうなれば 油膜が張らない水槽にすればよいのだ。
油膜が張らなければ 油膜を 取る必要もなくなる。しかも 永遠に・・・・

つまり 張ってしまった油膜の取りかたを どう取る どうする ではなく、 水槽に油膜など張らないような環境にする事、これが大事である。

油膜が 張りやすい水槽 或いは 油膜が張っている水槽は 必ずと言ってよいほど 生体の状態もかんばしくない。
なぜなら 油膜が張る という事は 水槽が酸欠 である という 断固たる証拠のようなものであるからだ。

以前も このぶろぐで紹介したとおり 水中の泡 エアレーションの泡では 酸素補給にならない。 エアレーションの泡は 水に溶けず すべて 水面に上がっていく。 という現実をお話ししたことがあるのだが 覚えておられるだろうか?
でも 実際 酸欠で苦しんでいる 金魚が 鯉が エアレーションで助かっているのも事実。
では なぜ エアレーションで 酸欠が防げるか? というと 下記のイラストですべてがわかる。

02
つまり エアレーションは 水流を起こしている・・・・そのことで 水面に刺さった酸素を 水中全体に拡散させている 働きをしている。 従って エアレーションでなくても、 水中ポンプ等で 水を動かしていれば 対流を起こしていれば 水槽は酸欠にはならない。

ただし これは 油膜の張っていない水槽のはなし・・・・。

油膜というのは、 字のごとく 油の 膜。 油は 水より軽い だから 水面に浮く。 水面に浮いた油は 油面を増やす一方 大気と 水のふれあいの場 水面を減少させる。

水面が減れば 酸欠になる。 水槽が 酸欠になれば・・・ ろ過能力も低下し 生体の調子も悪くなる。

まとめると 油膜は 厳禁。
油膜が張りやすい水槽から 即 脱出しなければならない。

それには どうするのか?
その一つの方法は 水面がさげられる水槽なら、 水面を下げることですべてが解決する。
通常 油膜の張る水槽は こんな感じになっているはずだ。

no title

すべての 水の出口が 水中に放たれている。
そのほうが 音は静かになり 一見良さそうだが・・・・生体の調子は悪い。
魚が生きないのでは・・・・何のために 水槽を設置しているのだろうか?
ほんとうに 生かすための 水槽設置とは くまぱぱには 思えない。

そこで 水面を下げればよい ↓

cats

A オバーフロ―から上がってくる

=====================

Aの オーバーフローから上がってくる は オーバーフロー水槽の水位を変更するのは 簡単ではない。
しかし
Bのシャワーパイプ や C の上部ろ過の場合なら 水面を下げる事で 水面の上から 水が落ちるようにすることができる。
ただ それだけなのだ。

それだけで OK。 それだけで すべてが解決。1時間もしないうちに、 油膜がとれるのである。
そして 永遠に 油膜が張らない水槽に 大変身するのであ~~~~~る。

水面を下げると なぜ 油膜が張らなくなるのか?
そのあたりは、 話が長~~~~~~~~くなるので、
詳しくは 次号の
ブログでね

くまぱぱでした。