先週 危機一髪の事態に遭遇したお客様・・・。
ヒータの設置方法が問題であった。 

あらためて ヒータの設置方法を おさらいしておきたい。
一般的には このようなヒーター サーモスタットが 良く出回っている。
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サーモスタット本体から 3本の配線が出ており、下図のA青い線(実際には色分けされていない)が 家庭用コンセントに差し込むプラグ。

B赤い線は センサー・・・・ これは 実際の水温を検知する部分。
D黒い線は ヒーター本体 これを サーモスタットから出ているCへ繋ぐ。
ABCの各線の位置関係は メーカーや機種によって異なるので、必ず、左が電源A で 真ん中がBセンサーで・・・
という決まりはない。

これらBのセンサーと Dヒーターを水槽の設置するのだが この入れる場所が大切なのである。
オーバーフロー水槽の場合
通常 下の ろ過槽に入れるのが一般的だ。

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そして 両者(Dのヒーターと Bのセンサー)は 必ず 出来るだけ離して設置する事が重要。
もし 隣り合わせに設置すると・・・・・
水温が冷えたのを感知したセンサーが サーモスタットに冷えたことを伝え、加熱が始まる。
しかし、 センサーは ヒーター近くにあると すぐに温まった水温を感知し、水槽全体が温まる前に 加温をやめてしまう。
つまり 水槽全体が うまく温まらない現象が起きる。

続いて、今回 危機一髪の状態になってしまった 設置方法が 下記である。
注目して頂きたいのが ヒーターD と センサーBの位置関係である。
このような設置方法では、ヒーターD と センサーBが離れており 一見良いと思われがちであるが、 こういう設置方法は 決して やってはならぬ。

つまり、 原則、ヒーターD と センサーBは必ず同じ槽に入れなければならない。
上の槽(水槽) と 下の槽(ろ過槽)に入れ分けてはならないのだ。

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今回 上記のようなヒーター設置を行っていた水槽が危機一髪の状態になったシナリオとは・・・・
もし、このような環境で・・・・ なんらかの原因で循環ポンプが止まったとしよう。

停電で止まった場合・・・・これは 問題がない。
停電の場合は 循環ポンプと同様 ヒーターも止まるからだ。

ところが、停電ではなく・・・ 循環ポンプ単体での 故障? 何かが詰まった?
原因はともかくとして、 循環ポンプだけが止まったとしよう。
水温が冷えてきたのを感知したBセンサーは
サーモスタットに そのことを伝える。
そして 実際に温めるのは 濾過槽内のDヒーター部分である。

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これでは いくら温めても、 水槽の水温は温まらない。つまり 加温をやめる事無く、永遠に
ろ過槽だけを温め続けるのである。
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その結果、 濾過槽が ぐにゃくにゃに変形してしまった。 もう少しで、漏水するところであった。
実際 今のヒーターは 空焚き防止機能が着いているので、漏水により 水がなくなれば、自動的にヒーターが壊れてくれる。つまり 火事にはならない。

しかし 漏水はだけは 何が何でも 避けなければならない。
もう一度書いておくので、 皆さん声をあげて 読みましょう。
原則、ヒーター と センサーは必ず同じ槽に入れなければならない。