先日のブログで・・・・
海水魚飼育に プロテインスキマーは必須アイテムという 一般的な情報に対して、
「そんなことはない プロテインスキマーを使用しなくても、20年以上もクマノミ達の繁殖は続いているし 枝打ちした ミドリイシも 良くポリプを開かせている。」

また
「ろ過能力は 弊店推奨の濾材や ろ過槽の方が一枚上手で プロテインスキマーを付けても プロテインスキマーでは 採れる汚れがない。」

というような事を書かせていただいた。

では プロテインスキマーは 全くダメか?・・・・・
本当に良いところは 無いのか?・・・・・

 いやいや プロテインスキマーには 通常の ろ過槽よりも 優れている点が 色々ある。
■ ろ過材(砂や マット)を使用せず 泡の力で ゴミを取り出す。 従って 濾材の洗浄の必要もなければ、 マット交換もしなくて良い。
■ ろ過材(砂や マット)を使用せず 泡の力で ゴミを取り出す。つまり  生物ろ過 (バクテリアによるろ過)ではないので 無脊椎に大敵な 硝酸塩の発生を極力 押さえることが出来る。

補足説明すると 

濾材による 通常のろ過の場合
魚のふん ➔ アンモニア ➔ 亜硝酸 ➔ 硝酸塩
というように 分解がすすむ。
アンモニアや 亜硝酸は 魚にとっては 有害なので 魚にとっては 無害な 硝酸塩まで 分解するために ろ過をしているわけだ。

ところが・・魚にとっては 無害な 硝酸塩は・サンゴや イソギンチャクにとっては逆に有害 であり、アンモニアや 亜硝酸は 無害なのである。

従って、サンゴや イソギンチャクを 優先して飼育する水槽には 硝酸塩を生成せずに ろ過をする プロテインスキマーのほうが 有利になる。
しかし ろ過能力は それほど 高くなくないので 残留アンモニアや 残留亜硝酸が 生じれば   現在の水槽の魚数が少なくても  もう それ以上 魚を増やすことは 出来ない 。

理想は  生体数を気にすることなく アンモニア  亜硝酸  硝酸塩 の すべてが 何時でも  ゼロ に出来るシステムがあれば 魚も サンゴも 一緒に飼育できるという 事になる 。

次回は そのあたりを・・・・ お話し ・・・・・・したいよね
 だね