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先日 神奈川県にある 某大学に ちょこっと 行ってきた。
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硝酸塩還元塔の増設のためであった。

この大学では 複数のカクレクマノミペアーを 飼育し 産卵させ・・・
生まれてくる稚魚の粘膜についてを 研究している。
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粘膜の形成・・・それと 初めて イソギンチャクに入れるようになる表皮との関係などが 研究テーマらしい。
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これが 実験水槽である。↓ ↓

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この水槽に 硝酸塩還元塔を 増設する。 硝酸塩還元塔を 増設する事により、水槽内の硝酸塩濃度が減少 さらなれば、 自然の海と同様 硝酸塩ゼロを 実現してしまう。
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既存の水槽に 硝酸塩還元塔を 増設するためには・・・・方法が二つある。
別途 揚水ポンプを 増設する方法と 既存の水槽のポンプを利用する方法である。

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今回は 既存の揚水ポンプが大きかったので 既存のポンプから 水量を分けて使うようにした。

そのため、 配管を切断する必要が生じ、 くまぱぱが出張してきたというわけである。
赤い部分を切断・・・・。

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そこに ティーズ配管を入れ込み・・・・↓
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そこから 硝酸塩還元塔に 水流を送るのだ。

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赤い矢印は 切断した 配管から 硝酸塩還元塔へ向かう配管
 青色の矢印は 硝酸塩還元塔から 出てくる排水
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これで 苔も激減するし、 イソギンチャクの長期飼育も可能になる。

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イソギンチャクの長生きが見込めないと、 クマノミの産卵も不安定になるというもの・・・・。
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なんたって イソギンチャクは クマノミの ハウス

イソギンチャクが居ない事は クマノミ自身にとって 死活問題とは ならないものの・・・・
クマノミのハウス(イソギンチャク)が無ければ・・・・どこに 産卵したらよいのか?迷うところで・・・なかなか 安定した産卵にならない と 思われる。

我々も そうだが、 家がなきゃ・・・・部屋がなきゃ・・・・
 睡眠ですら・・・ゆっくり とることも 出来ないよね。