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海水魚の世間的 アイドルといえば カクレクマノミと言っていいくらい 海水魚の中で 最も人気の高い種類の一つだろう。

カクレクマノミは弊店では 1200円税抜で販売されている。
決して安くはないが、 高価でもない。
お値段的に 安価なら コバルトスズメ・・・・弊店では250円(税抜)~ で販売されている。
しかも お値段以上に 真っ青な色は 美しい。 水槽に映える。

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一方 最近は めったに 入荷しなくなった ティンカーズバタフライ ハワイ深海にすむチョウチョウウオだ。価格は 10万超え・・・・・

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ティンカーズバタフライは なぜこんなにも高いのだろう。 コバルトスズメは250円なのに・・・

だよね・・・・
魚の値段って・・・どこからやってくる?・・
海の中で 「 あ あのお魚 1280円だって 意外と安いね」とか
泳いでいるお魚に 値札が付いているんだっけ?

まさか 付いてないよね。じゃぁ いくら・・・・・
考えてみると・・・・・海の中に居るお魚は みんな ゼロ円 ・・・・・無料だ。

自然に泳いでいる お魚に 値段などない。

当たり前だが  人間が決めているのだ。そもそも 価格やお金・・・という概念は 人間にしかないからね。

じゃぁ お魚の値段ってどこからやってくるの?
 魚の値段は 大きさで 決まるのだろうか?
いや 小さくても高価なお魚はいっぱいいる・・・
  観賞魚なんだから 美しさでしょう・・・
いや・いや いや・美しくても 安い魚はいるし・・・珍しさが 左右するんじゃない?

とまぁ 色々な意見が出てくる。
確かに 美しくても 安価な魚は多い。
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ニシキヤッコなど その一例だろう。 美しい割には 安価な魚だ。

でも 美しいって どういう事?
 美しさは 人それぞれの 好みからくるものだから 人によって 異なるはずだ。

あなたにとって 「 ただ今 美しいお魚 買ってきたよ」が 奥様にとっては 「何?この汚い魚? こんな魚 家に持ちこまないで」 となる可能性もあるからだ。

じゃぁ 魚の値段は 珍しさからくるのか・・・・・ これが 一番近いかもしれない。

しかし 価格を決める際に 珍しさより 優先される事がある。 

採りやすさ 採りにくさ が 価格を左右する。
このダイバーが タンク1本を使って 何匹採れるのか? と言う点だ。
 
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コバルトスズメなら おそらく 数百 数千匹採れるだろう。1本の酸素ボンベで・・・・・・。
しかし 先ほど ご紹介した ティンカーズバタフライは 水深100メートル前後に生息している。
水深100メートルを潜るとなれば 水圧の関係で 同じ1本の酸素ボンベで使用できる時間が 10分の一になってしまう。具体的にいうと・・・
普通の酸素ボンベで 60分 潜れるのに対し 同じボンベで100メートルまで潜ると わずか6分で酸素がなくなってしまう計算となる。・これは 水圧の関係だ。
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わずか6分で ティンカーズバタフライをこの広い海から 探し出し 捕まえる事ができるかどうか?
仮に 今回は たまたま出来たとしても・・・・
その100メートル付近で採取した ティンカ―ズバタフライは 1週間ぐらい 水深50メートルくらいで 隠し置いておく必要がある。
また その次の週 また潜って 水深50メートルの所から 水深30メートルぐらいの地点で また隠し 置いてく。 

そうなんだ。ティンカズバタフライは採集した後 ダイバーが数回 潜り くらい1~3Weekかけて 減圧していくのだ。 だから 高い。

次に来るのが 珍しさであろう。 珍しい・・・とは あまり見たことがない・・・・・という事だ。つまり 遠方の魚ほど 入荷量は少なくなり 珍しく高くなる。
遠方の魚ほど 輸送費が増すのも忘れてはならない。
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そうやって かかるコストで値段が決まっていくのだが・・・・・・
同じコストでも 価格が上昇する 魚種もあれば 価格が下落する魚種もある。
これが いわゆる 需要と供給のバランスだ。

一般種より 珍種の方が高い・・・ 美しくないより 派手で美しいほうが高価である
しかし・・・・ その魚種が 非常に飼いにくい・・・・・
例えば 餌食いが悪い・・・・とか 

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チョウチョウウオの中でも 上のミスジチョウや 下のオウギチョウなど
生きたサンゴのポリプしか好んで食べない種類は いくら 美しくても 価格は安い。
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難しいからだ。 魚を摂っている 漁師さんの立場から見ると・・・・かりに 難しい魚でも アミにかかり 採れた以上  安くても 売れれば お金になる。海に逃がしてしまえば 稼ぎはゼロ円になる。

一方 映画でも有名になった ナンヨウハギ・・・・・
美しいは・・・・
 飼育はしやすいは・・・・
    丈夫だわ・・・・・ と3拍子そろった魚種は・・・・
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価格が どんどん 上がっていく。
くまぱぱの 記憶では ナンヨウハギのベビーサイズ 30年前 たしか 800円位だったと思うが 今や・・・5000円税抜まで高騰している。

その 高騰を許したのは・・・・それでも 購入する 消費者であることは言うまでもない。
売れるから・・・・・そうなって行くんだね・・・・。

価格を決めているのは ある意味 ・・・・・ 我々消費者という事になるんだね。

くまぱぱでした。