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クマノミ  有名。 なぜ有名なのか? 可愛いから。 それは そうなんだけど、何が どう 可愛いのか。 色がきれいで、美しく 可愛い魚は、他にもいっぱい居るはず。

やっぱり その理由の一つは、彼らが、イソギンチャクと共生関係にある という点ではないだろうか?。 イソギンチャクを宿として イソギンチャクに入ったり 出たり 寝泊りする その姿こそが

かわいい 最大の理由である。

そもそも 共生とは なにか?

共生?? そう 漢字では 共に生きる と書く。
そうだ、共生関係にある彼らは、共に関係しながら、生きている。

本来 生物は、夫婦、親子であれば、当然、生きるために お互いの力で、お互いを助け合うという関係を築きながら生きている。これこそ まさに共生の原点といえる。

夫婦、親子 であれば それは 足り前のことだ。自分たちの子孫を残すためなのだから。

しかし、クマノミは魚である イソギンチャクは無脊椎動物。 全く 異なる生き物が、助け合いながら生きている事は実に 神秘的、 その姿が 可愛いのであろう。 

お互いに助けあっているとは、具体的にどういう事なのか?

イソギンチャクには 毒がある。 そのため、魚はイソギンチャクに近づくことはできない。イソギンチャクの毒でやられてしまうからだ。
しかし、その毒は、クマノミには無効である。

従って、クマノミにとって、イソギンチャクの中は、超 安全な場所 なのである。

あれ、

イソギンチャクにとっては、どういうメリットがあるのかな。たくさんあるんだな これが・・・・

クマノミは イソギンチャクに 餌を運んであげるのだ。 そして イソギンチャクの脱皮を手伝ったり とにかく イソギンチャクの身の回りの世話をする なくてはならない存在なのである。

よく お客様が発する言葉に中に・・・
「 クマノミを 飼うのなら イソギンチャクも 入れないとダメですよね。」 と問われる。

「いえいえ 実は、 逆なんですよ イソギンチャクを 入れるのなら、 クマノミを入れてあげてください」 と 答える くまぱぱ。

そうなんだ。
クマノミは イソギンチャクなんか いようが いまいが、死活問題にはならない。
少なくても 水槽では・・・。海と違って 大きなサメが来るわけじゃなし・・・・

イソギンチャクがいなくても、イソギンチャクに隠れる事が出来なくても、クマノミは何の問題もなく飼育することができる。

ところが、イソギンチャクにとっては、クマノミがいない事は、死活問題である。

最も問題なのが、脱皮である。 
脱皮?
 と 思った方。
そうなんですよ イソギンチャクは脱皮をするんです。
その脱皮後にでる自分の皮を 自分一人で脱ぐことができないんだなぁ。これが・・・
すると 取りきれない皮は腐敗し、イソギンチャク自身を痛める。さらに 運ばれてくるエサもない。

誰も共生してくれないイソギンチャクは 次第に小さくなりその一生を終える。

しかし、 
イソギンチャクにとって、クマノミだけが、共生相手でなない。
カニダマシ や イソギンチャクカクレエビも 大事な共生アイテムである。

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というのも 水槽に イソギンチャクが二つあっても クマノミは だいたい どちらか一方しか入らない。

かといって、空いているイソギンチャク用に 新しく クマノミを追加しても、もともと居たクマノミにいじめ殺されてしまう。

そんな場合、上記の カニダマシ や イソギンチャクカクレエビが有効である。
彼ら(カニダマシ や イソギンチャクカクレエビ)がもう一つのイソギンチャクに入っていても、クマノミは、気にしない。
イソギンチャクが うまく飼育できない貴方。 そう あなたの事。
この アイテムも お忘れなく。

さあ、 もう一度 ご一緒に 
「 カニダマシ と イソギンチャクカクレエビ 」
うまく発音できましたか?