人為的に 底砂を 巻き上げない。 人為的に 水槽を濁らさない。
これは、海水魚 ならぬとも 淡水魚も含めて、 基本中の基本である。
底砂を 巻き上げたり、水槽を濁らすと病気になる。 或いは 呼吸が速くなり調子が崩れる。 など、一般的に良く言われる。
底砂に 白点病がいるのだ? という 説まで 飛び出している。
実は くまぱぱ はそう(底砂に 白点病がいる)とは思わない。白点病は 底砂にいる ・・・というよりは どこにでも居るのであろう。
だって、 底砂を巻き上げなくても、濁らさなくても 白点はでるからね。
我々でいうと 風邪のようなもので、例えば 東京都 町田市の3丁目の交差点に 風邪ウイルスが多い とは 言わないでしょ。
おそらく、 どこにでもいる。
それが、たまたま 寒い思いをした・・・ 最近睡眠不足・・・・疲れ気味・・・・などの理由で免疫力が低下しているところに、風邪ウイルスを吸い込んでしまうと 病気にかかる。
つまり、風邪ウイルスがいたから病気になったのではなくて、
本質的な原因は 自分の免疫力低下にある。
自分が 本調子であれば、風邪ウイルスを吸い込んでも 病気にかからない人は かからない。
ただ 学級閉鎖は別である。 地域的に 風邪をひいている人が多ければ多いほど、風邪ウイルスの勢力が増幅し、ほんとに健全な人まで、おかしくしてしまう事がある。
それでも、・・・・・・・・病気にかからない人はいるからね。
そうは、言っても、事実 底砂を 巻き上ると、白点になりやすい。
それは、底砂を巻き上げたり、濁らしたりすることによって、魚自身が、調子を崩す・・・・この事が 白点病になる 第一原因ではないだろうか?
なぜ、濁らせると、魚が調子を崩す???
それは そうでしょう。水中の汚れが魚のデリケートな鰓を痛めてしまうからだ。
我々も、煙の中、お部屋の大掃除で汚れが巻き上がった室内に居れば、当然、煙の煤(すす)や ホコリが 肺の中に入ってしまう。汚れが肺の中に入ると、酸素交換にも不具合が生じる。→ 調子が崩れる。
でも、人間の場合、もし、上記のように 大掃除でホコリが巻き上がっても、窓を開けたり、一旦外に出る事が可能である。数十分 散歩でもすれば、お部屋の中の汚れは、かなり 収まるでしょう。
お魚の場合、散歩に行く・・・・といって 外出することは出来ない。そのまま、 汚れの中に居なければならないのだ。当然調子は崩れるだろう。
調子が崩れたから、白点病にかかってしまう。
弊店では、その汚れを 巻き上げないようにするため、底砂を敷いている。
以前も このブログで書いたが、 底砂を 敷こうと 敷くまいと、汚れは沈殿する。なぜならば、地球に引力があるからだ。
底に何も敷かないと、引力により 一旦 引き寄せられた汚れが、 魚が泳いだり 或いは、レイアウトを移動しただけで、 舞い上がってしまう。
特にレイアウトの下に 汚れが吹きだまる。そのレイアウトを動かすと、直ぐに汚れは舞い上がるのだ。
この事が 魚に対して、魚の鰓に対して、大きなストレスを与えてしまう事は必至だ。
弊店の場合 汚れを 底砂でキャッチ。 そして、その溜まった汚れを、ホースポンプで抜き出すんだ。 前回もご紹介した事がある、下記の写真。↓
このようにして、汚れをとりだす。こうすると、飼育水は濁さず 汚れを吸い取る事が可能だ。
飼育水と一緒に 取れた汚れが、↓の写真。 真っ黒 というか、真グレーだね。
この減った分の海水魚補充する これが、弊店でいう 水替えである。
水替えは、3から4週間に一度、全水量の1から2割・・・・・の飼育水を抜きながら、汚れを取り出す。
水替えの際、レイアウトは水槽から取り出さない。なぜなら、取り出すと必ず、水槽が濁るからだ。
レイアウトは、左右どちらかに、そっと 動かし、レイアウトがない側を完璧に 写真のように 汚れを取り出す。
そして、次回の水交換の時には今回と反対の方にレイアウトをまとめて、底砂の汚れを取り出すのである。
定期的に 汚れを取る事 これもまた、大切な病気予防である。
そして、出来るだけ、汚れを巻き上げないよう 努めたい。