「弊店の過去ブログ 人気シリーズ編」

「死にかけている ライブロックを どうしようか? 自分の今の水槽環境で、自力再生させる自信もない。 かといって、病院にもってもいけない。
捨ててしまうにも おしい。」

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「だって、 このライブロック 超かっこいい、 穴があいてて、平たくて、ブリッジには最高・・・ やっと見つけたライブロックなんだ。
二度とこんなライブロックに出会えるかどうか、 という代物。」

なんていう、未練たっぷりのライブロックもあるだろう。確かに ライブロックは、世界に一個だけ。 二つと同じものはない。 

以前 お客様宅で面白い事件があった。 その名も ライブロック悪臭事件。

 お客様宅で 上記のような、捨てるに捨てられない、超気に入っていたライブロックが死にかけ状態に陥った。苔も凄くなり、臭えないほど臭い。

しかし その死にかけている部分はライブロック全体の1/3程度。

 何とか、ならないだろうか? 考えに考えた末、  お客さんは そのライブロックを割って、生きている部分だけを使う事にした。

玄関に 新聞紙を敷き、これから 割るライブロックを置いた。 

この辺りで割れば、ここから左は使えるはずだ。 
と 推測し・・・・
その部分にハンマーをあて、思い切り金づちで叩いた。

ぼわ~~~n   (゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
狙い通りの箇所で割れたと同時に、ライブロックの中から、なにやら黄色い汁が あちらこちらに飛びだした。

ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

その直後、温泉地のイオウ臭のような、タマゴの腐ったような、 とにかく、物凄い臭いが玄関を包み込んだ。

ライブロックの臭いの元が   ライブロックの内部から飛び出したのだ。

つまり、この ライブロックは 内部が ぐじゅ ぐじゅに腐っていたのである。

 外見は、1/3でも、内部は全部 死んでいた事に、気が付かされたお客さんは、そのライブロックをすべて処分する決心を固めたのであった。

その後の玄関・・・・・
内部の黄色い汁が、あちこちに飛んでいたためなのか、幾日も あの時の臭いが玄関に残っていたそうな。

しかし、そんな ライブロックでも、再生は出来る。

別に割る必要もない。そのままの形で復活だ。

だけど、ちょっと 手間がかかる。時間もかかる・・・・・そして・・・
・・・お金も・・・・・ お金はかからない。

ただじゃ、頑張ってみる? 
よし 話は決まった。

作業行程は簡単。1~3。

作業工程1
そのライブロックを水から弱火でコトコト ガスコンロで 2時間ぐらい煮るんだ。
そうして、一度、綺麗さっぱり、付着物をみんな煮出してしまうのだ。

煮出すって言葉があるでしょ。煮出すと、骨の髄までぬけて、豚骨スープができるわけだ。

煮ることで、ライブロックの内部を 綺麗に 洗い出すわけだ。

行程2
上記の作業後、自然にお鍋が冷めたら、今度は 水をはったバケツに そのライブロックを移して 1週間ほど、置いておく。

行程3
そのライブロックを臭ってみる。
 生臭い臭いがするようであれば、行程1から繰り返す 臭いが取れるまで繰り返すのである。

この方法はライブロックを一度リセットをかけ、飾りライブロックとして、リニュアルさせる方法である。 

そうして、弊店オリジナル添加剤 ミネラミンをいれつつ、再びライブロックになる日を 待つのである。
早ければ 3ケ月で それなりのライブロックになっていくことであろう。

幸運を祈る。

くまぱぱでした。