今日は 弊店で毎日 毎朝やっている作業の一つ、ブラインシュリンプの分離作業を 覗いてみよう。


弊店には 生の・・・・・つまり 生きているブラインシュリンプは 餌として欠かせない。

13-01[1]

生後4日以降のクマノミの稚魚の餌だ。


 生ブラインシュリンプは 何も稚魚だけの餌ではない。 小型の魚(全長6cm以下)であれば、 熱帯魚も 海水魚も 金魚も 日本産淡水魚も すべての観賞魚に有効だ。





どのような点が この生ブラインシュリンプのすごさなのか?
●必要な時に 必要な分だけ 自宅で孵化させる事ができる。
つまり 好きな時に生きたブラインシュリンプを作れるわけだ。

●ものすごくよく食べる。嗜好性抜群。

●生きているので飼育水を直接汚さない。通常の餌の場合 生きてはいないので、残餌は数時間で飼育水を汚し始めてしまう

生き餌は 数日間は水槽の中で生きているし、生きているから水を汚さない。

●乾燥餌を食べない偏食な個体(大型魚は除く)でも まず これなら食べる。
などなど

しか~~~し
良い事ばかりでは・・・・・・・ない。
悪い事が、 一点ある。
ブラインシュリンプは卵で販売されている。

それを、孵化させて 生まれたブラインシュリンプを使うわけなんだが、
生まれた時に 殻(から)が生じる。

また 生まれなかった死卵も存在する

この殻 や 死卵 を 誤食し 死んでしまう稚魚がある。。
稚魚の場合ですぞ・・・・・

稚魚でなければ、そこまでは 誤食し 死ぬことは無いが・・・・
誰も食べない、●殻と ●生まれなかった死卵 を
わざわざ水槽に入れる必要もない。 飼育水が汚れるだけだ。

そこで 
●生まれたブラインシュリンプ
●殻 
●生まれなかった死卵
の混ざった状態から 生まれたブラインシュリンプだけを 取り出せれば すべてが解決する・・・・・・・。
それを 可能にしたのが


弊店は (オリジナル)ブラインシュリンプ孵化分離ケースである

これが そのオリジナルブラインシュリンプ孵化分離ケースだ。
弊店では 毎日 2台のケースで孵化させている。

IMG_2459

ほうら、 5分ほど、経つと、生きているブラインシュリンプは コック付近に集まって来たでしょ?↓
IMG_2461

最初の一瞬だけ、コックを開け すぐ閉める。
コックの付近に 死卵が溜まっている可能性が示唆される。まず それを 出すのだ↓
IMG_2464

ほうら 出てきた。 ちょっと黒っぽいの↑
よく見ると こんなに 混じっている。周囲の黒いのが から・・・・・・・。↓

IMG_2471
 ↓



良し、 これで OKだ。 ゆっくりコックを開き 生ブラインシュリンプを取り出そう。↓
IMG_2469

綺麗なオレンジ色の生ブラインシュリンプが出てくる 出てくる。
IMG_2474


左のケース・・・・よく見ると、 奥の壁にびっしり卵の殻がついているのがわかるかな?↓
IMG_2478
IMG_2480

ここが、 このケースの凄いところだ。

後日に 続こう・・・・・・ね。