入ってきた 入ってきた 入ってきました ブラックチップシャーク。 いつみても デカい箱。
この中に もちろん、 1匹の ブラックチップシャーク だけ・。
ガタ っと いったぞ 逃げられては 困る と すかさず 箱を抑える スタッフ。
なんか 箱のなかで ショックでもおこしたのか?
お客様も つい 覗きこんでしまう。
お なんか いた? サ・・・ サメか?
そりゃ そうだろ。 これ ブラックチップシャーク 1匹が梱包されている箱なんだから・・・・・
サメが入ってなくて どうする。
お見えた 見えた。 今回 ずいぶん 水量が少なめ・・・・・。
この 箱では 水合わせができないので、 発砲スチロールに入れ替え・・・・・。
水合わせ 水温合わせ すること 1時間・・・・・・・。
ようやく 東京は町田市の 海水魚ショップ 日海センターの サメ水槽に ご到着・・・・。
サメちゃんも ほっとした感じ・・・・・・・。
我々スタッフも ホットした・・・・・・・・・・のも 束の間・・・・・・。
サメの泳ぎが止まった。 底に沈んだまま・・・・・呼吸のみになってしまった。
ご存知かどうか・・・・ このサメは マグロなどの回遊魚と同様・・・・生まれてから 死ぬまで ひたすら泳ぎ続ける。 休憩などはない。 寝るとき?はどうするのか?って
睡眠も 泳ぎながら行う。
つまり このサメが 底に沈むということは・・・・
それは 数分後 あるいは 数十分後に このサメが死に至る事を意味する。
この類の魚類は 泳ぎ続けることで えらに 水中を流し 呼吸している。
鰓ぶたが あまり発達していないので、 泳いでいないと 呼吸がうまくできず 酸欠になり 死に至るということだ。
こんな 遠い日本にきて 早々に 星になるのか?
そこで くまぱぱの 人工呼吸処置の始まりである。
サメを 手でつかみ・・・・
水中ポンプの 流れを サメの口に流し込む・・・・。
その下に 今回はマイクロナノバブラーも取り付けた。 マイクロナノバブラーとは?
見えないサイズの 細かい泡も出す商品である。
手で つかん手でいる 最中、 酸欠から 復帰したか サメは 意識を 取戻し くまぱぱの手を 振り払い 泳ぎだすが 数十秒で 同じように底に沈む。
また 手でつかんで 同様に サメに 水流を充てる。
この 繰り返しが 入荷直後 夜7時から 1時間 2時間 3時間つづく、 夜10時ごろになると サメの元気が増してきた・・。
くまぱぱも 「お これ いけるぞ 」 と思った。
サメの泳ぎに力が入ってきた。 くまぱぱの手を 振り払い 泳ぎだしても1分ぐらいは 泳ぎ続ける。
しかし 水槽の壁にあたっては 意識もうろうとなり、 水底に沈む。
これを くり返してきたが・・・・・
日付が 変わるころには むしろ、元気が なくなってきた・。 くまぱぱの手も振り払う事はなくなった。
時折 体を震わせる 痙攣をしているようだった。
くまぱぱの手のなかで、 ゆらゆら 泳いでいるだけであった。
深夜 3時 くまぱぱは ある決断をした。 サメには かわいそうだけれど・・ サメの復帰を あきらめたのだ。
だからと いって、 サメを 底に 沈めておいては 数分後には 死に至る事ははかっている。
そんな事はできない。
そこで、苦肉の策、
サメ・・・・・水流・・・・・水中ポンプ・・・・・マイクロナノバブラー・・・・この4点の 位置関係をキープできるように、サメを 水槽のフランジに エアーチューブで括り付けた。
こうすれば 、 翌朝まででも 延命できれは 人工呼吸を続けよう・・・・・と・・・・・・。
そして くまぱぱは 帰宅した。
翌朝・・・・・奇跡を見た。
なんと エアチュープを振り払い サメちゃんが 元気に泳いでいた。
くまぱぱに あきらめられた事がよかったのか。 サメ自身の気力で
奇跡の復活をとげた 今回のサメちゃんでした。