ウミケムシって ご存じだろうか。海水魚飼育歴 半年以上 の ほとんどの方なら ご存知に違いない。
水槽の底砂やライブロックに発生する・・・・ゴカイの仲間・・・・
何? ゴカイをしらない?・・・・・・・・
ゴカイとは・・・・釣り餌などにも使われる 海中のミミズのような生き物。 そう 見た目には、 グロテスク。
しかし 釣り餌になるのであれば、飼育している魚の餌にもなる  わけだから 別にいいじゃん。水槽の中にいたって・・・・と 言いたいところだが・・・・。

ウミケムシだけは、 そう ゴカイの仲間であっても ウミケムシだけは、だれも 食べない。 いや 食・べ・れ・な・い と言った方が正しいだろう。
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なぜなら このように 体表表面に 無数の毒針があり、 食べた魚の口を腫らす。
水槽管理者である あなたも 他人ごとではない。 水槽掃除中  ウミケムシに触れ 刺されることもしばしば。 刺されると 無数の小さなトゲである針が 刺されたところ(指)に残り、小一時間は 指が腫れ 痛かゆい。

そんなものが そんな厄介なものがライブロックの入っている水槽内には 大なり小なり普通にいる。 
そうだ ライブロックから 水槽に侵入してしまうのだ。

ライブロックとは 海から そのまま採取してきた岩である。そのため 見た目も美しく 新鮮なバクテリアや 石灰藻など もたっぷり付着していて 良い面もある一方、 ウミケムシや雑菌なども付着している可能性もある。

ライブロックの雑菌を 殺し、 良質なバクテリアだけを残すことは不可能であるからだ。

先ほど、ウミケムシに刺されると痛痒い ことを話したが、誤解されていると困るので補足説明させていただくと、
ウミケムシは 刺しには来ない。 水槽に手をいれた瞬間、 ウミケムシが ハチのように 飛んできて 手を刺しに来る・・・・・・? わけではない。悪魔でも われわれが 刺されるような行為を不注意に行っているだけである。

例えば、 水槽内のライブロックを移動する、その際 ライブロックの裏に ウミケムシがいたのも知らずに ライブロックをつかむと・・・・刺されてしまう。だから 悪いのは自分で自業自得ともいえる。

 と いうわけで ライブロックが入っていると ウミケムシは 大なり小なり普通にいるものである。 問題なのは 大なのか 小なのか? である。
つまり 沢山いるのか ほとんど見たことがないくらいなのか?である。

ウミケムシが水槽内に沢山いる方? これは 問題である。水槽が汚い 底砂が汚い という証となりうるからであるからだ。 

ウミケムシがいる事 いる風景が 汚い という意味では ない。
大なり小なり普通にいるウミケムシがなぜ 大発生したのか? 逆に言えば どうやって 大発生できたのか? それを考える。
それは ウミケムシの餌である汚れや 残り餌が 常に水槽内に豊富にあったことが原因の一つに考えられる。

ウミケムシの存在は 我々の生活圏で言えば ゴキブリに良く似ている。 ゴキブリは大なり小なり普通にいるものである。しかし、部屋を常にきれいに・・・・清潔にしているのと 不潔にしているのとでは ゴキブリの目撃件数も大きく異なる。

清潔にしていれば、ゴキブリも食べ物が無くて、 増えるに増えれない。 それより 不潔な部屋へと 汚い別宅へと 引越ししていくに違いない。 

まずは 底砂の汚れを中心に ウミケムシの餌となる汚れを 取り除くことが ウミケムシ大発生防止の基本中の基本ともいえる。 
底砂掃除は ここでくわしく紹介しているので こちらをクリック

また、 日頃のウミケムシ対策  ほかにもあるよ。
生物をつかった対策法や、お客様ご提案の対策法など 後日ご紹介 しますね。
くまぱぱより