先日 ご紹介した ウミケムシの存在や 大発生の理由の続編
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というわけで  ウミケムシは 身近にいる害虫なのである。
では ウミケムシ対策は 何をどうすれば 良いのだろう。

先日のブログでも ご紹介したが ウミケムシは 大なり小なり水槽の中に自然に存在しているものである。
そうですね、考えてみると ウミケムシが いない水槽もありますね。 全くいない水槽も。
その水槽とは、 ライブロックや サンゴや イソギンチャク ソフトコーラル 海藻などが 全く入っていない水槽で・・・・・・・、時折 飼育中のお魚さんたちが 病気になった際、硫酸銅など、病気治療薬を 直接 その水槽に入れて治療する水槽である。

そういう 病気治療薬が投与される水槽では サンゴや イソギンチャクなどが生きられないのと 同様 ウミケムシも生きられない。

話はもどって、上記のような水槽でなければ、 ウミケムシは 大なり小なり水槽の中に自然いるものである。そのウミケムシをいかに増やさないようにするのかが・・・・・ポイント。 
その有効な手段が 先日のブログにも書いたが 常に 底砂を清潔にしておくことである。

そして 本日 ご紹介するのは、唯一 ウミケムシをバリバリ食べる  アロークラブ(甲殻類)  のご紹介。
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足が結構長いので 足から足の幅が広く がっちりと 見えるカニであるが、実際 今 手にしている ウミケムシは長さ 3cm ほど。 ということは、 甲羅の長さも3cmほど  ・・・ 小さなカニである。
 
彼らは だれも食べない ウミケムシを  食べてくれるスパーヒーローである。 しかしながら、 スーパーヒーローにも 限界がある。 なぜなら ウミケムシを食しているわけだから、お腹いっぱいになったら それ以上は 食べたくても 食べれない。 じゃぁ アロークラブを沢山入れて  ウミケムシを沢山食べてもらおう と 考えたくもなるが・・・・ これまた アロークラブは スーパーヒーローであるがゆえに、世界中から 引っ張りだこ。

なかなか 入荷数が少ない カニである。だから なかなか沢山入れる事は 夢の夢だが、1匹でもアロークラブがいれば、確実に そして 着実に ウミケムシは 減っていくだろう。

また、 自力で・ 自分のちからで ウミケムシを駆除する方法もある。 こちらは 
 お客様ご提案の ウミケムシ 対策である ちょっとご紹介しよう。

ウミケムシの大半は ライブロックにいる そのライブロックから ウミケムシをおびき出す作戦である。
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上記のように ライブロックをセットして、 ケースの中に 冷凍餌等を 沈めておく。 そして 真っ暗にすること 1時間。

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お 採れてますね。 結構 大きな ウミケムシ。 こんなことを 時間が ある時に こまめに やっていくと ウミケムシは減っていく。

なかなか 良いアイデアーですね。 一回に 1~2匹? それだけ?

と 思う方 それだけ 取れれば 大成功ですよ。  継続は力なり、 毎日やれば 30日で 30~60匹は採れる計算ですから。

さあ 頑張りましょう ウミケムシのいない 晴れ晴れとした 水槽へ。
くまぱぱでした