山田です。

今回は比重計についてです。比重計の変遷です。

弊店では古くは硝子のボーメ計を使ってました。
海水に浮かべて真横から、数値を視る。
つまり どれくらい このボーメ計が浮くのか 沈むのか 
その水面の位置を ボーメ計の中の紙のメモリで読み取る 方式です

(下記の写真は ちゃっとGBTで作成したため 水面位置 値等 誤っています )

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しかしこの方法では 水面が揺れていると うまく読み取れない・・・・

ということで 飼育水をくみ取ったメスシリンダーに ボーメ計を浮かして、数値を確認する方法が重宝されていました

(下記の写真は ちゃっとGBTで作成したため 水面位置 値等 誤っています )

ChatGPT Image 2026年2月27日 21_27_35

メスシリンダーに海水を汲んでボーメ計を浮かせば水面も動かず、数値が読めます。


ボーメ計の欠点は・・・・・
硝子製だから、扱いによっては 割れる事。

もう一つ、ボーメ計の中にある、数値を書いたペーパーが 長年使っていると ずれる事がある。
これがずれてしまえば 正確な比重が測れない・・・・・・


そこで
次に販売されたのが、プラスチック製のワンタッチ比重計です。割れない、数値の読み取りが簡単。
LL_IMG_9564----

画期的な商品として 世に躍り出ました

ところが  長年使っていると くるってくる? 
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なんと 弊店にある 新旧同型の4つの 比重計で 同じ飼育水を測ってみると・・・・
数値がバラバラ。

特にわかりやすいのが、、、 上の写真で 最右 と 最左で 示す角度が異なっているでしょ




そんな中・・・ 塩分濃度屈折計が ひそかに 世に デブューし始めました。
測りたい飼育水を 2滴添加

塩分濃度屈折計(海水魚用品)


そして 明るい方向へ向け のぞくと・・・・
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こんな風景が 広がります この 白とブルーの境界線の値を読み取ります
塩分濃度屈折計(海水魚用品) 
商品はこちら


左の値が比重です 1.023ぐらいですね(右の値はボーメー値です)

この方法で 比重をチェックしていくと、下記のワンタッチ比重計の中で正しく表示されているのは
左から2番目の物と わかりました。
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更に分かったことが・・・左から2番目の物が 最も新しく・・・・
最も古いもの(最左) が 最も狂っていました。
つまり 古くなるほど狂いが生じるようです。


ワンタッチ比重計は 使用後 洗浄せずに 乾燥放置などす毎に 狂うこともわかりました 
ワンタッチ比重計は 使用後 必ず 洗浄し保管してくださいね

比重は海水魚飼育の原点です。とっても大事です。

どんないい水槽を使用しても 
どんないい濾過槽を使用していても 
どんないい海水を使用していても

正しくない比重計を使用して 誤った比重で 飼育すれば 元気な子も 元気を失ったり ★になったりする可能性 大です。

現在の魚が元気だから・・・・・は 安心になりません
以前 こんな方がおられました


弊店で 元気に泳いでいた ソメワケヤッコが 1~2時間余りで★になりました
そのお客様の水槽には スターポリプ スカンクシュリンプ カクレクマノミ デバスズメ 等 元気に住んでいる水槽です。

飼育水を 持ってきていただき 水質をチェックしました
アンモニア 亜硝酸 硝酸塩等 問題ありませんでした
問題があったのは 比重でした。
比重は 1.032でした。(通常1.023~25)
お客様の比重計で測ると 1.025でした。 7ポイントも狂っていました

これでは ものすごく濃いです。 
しかし なぜ もともといた お魚は 元気なのでしょうか?

 お客様は「 水槽の調子が良かったから ここ 半年 新しい生体を足してなかったんだよね」 と おっしゃっていました。おそらく 半年間のうちに徐々に上がっていった比重に慣れていったようです。

こういう事も ある ある ある ので 
現在の魚が元気だから・・・・・新しく生体を足しても 大丈夫とは 必ずしも言えないことがある
    のもわかります。


この話、、、、、続く