かんたん槽の特長の一つが、 濾過槽のお掃除の際、 ろ過箱ごと 簡単に取り出せる。
こうして 取り出した濾材を 海水魚の場合は 海水で洗浄する。
汚れを残してはいけない。 洗いすぎるぐらいで丁度いい。
洗いおわった 濾材を ろ過箱に入れていく。
かんたん槽の特長の一つが ろ過槽室 と 魚が泳ぐ水槽スペースが 同じ水槽内でありながら、完全に区切られているため、
循環ポンプを止めることで、 独立させることができる。 つまり ろ過室を全く空にしても 水槽の水が ろ過室に流れ込むことがない。
また かんたん槽には 濾過槽を洗浄した直後に出る 少々の濁りを 水槽に入れないための工夫がされている。
皆さんも ご経験があるでしょう。 どんなに きれいに洗っても 循環ポンプを回し始めたら 若干は濁るよね。
それを 回避するための工夫がされているというのだ。かんたん槽は・・・・。
下の写真のかんたん槽は 濾過槽と 水槽の間にある ブルー板の左側下に 水中ポンプがある。
ポンプから吐き出される方向は 真上 青い矢印の方向である。
その くみ上げられた水は 上で 左側へいく配管(白い矢印)と 右側に行く配管(赤い配管)に分けられる。 右側(赤い矢印)の配管は 水槽に供給される。
左側(白い矢印)の配管は そのまま 硝酸塩還元筒へ運ばれる。 ここで 水槽内の硝酸塩を常に 低く保ったり あるいは 硝酸塩値 ゼロをキープするのである。
、この配管を 濾過槽側から見た写真が 下である。
赤い矢印が 水槽へ供給される配管
グレーの配管が 硝酸塩還元筒へ運ばれる配管
そんな中 もう一つ配管があるのが見えるであろう緑色の矢印の配管。
この配管は 濾過槽の掃除をしたときにだけ 開通させる 特別な 配管である。
濾過槽を掃除したときだけ 緑の矢印ほうへ運ばれる水を開放して 赤の矢印のほうへ運ばれる水を 一時 ストップする。
すると どうだろう。濁った濾過槽室の水は 水中ポンプでくみ上げられ、 水槽にはいかず そのまま 濾過槽へ供給される。 つまり 濾過槽だけで循環させることが可能である。
濾過槽だけで循環させておけば 水槽に汚れは入らない。
濾過槽だけで循環させておけば そのうち 汚れは ろ過され綺麗になる。
濾過槽の掃除が終わったら、 念のため フコイダンを 飼育水10リットルに1ccの割合で添加しておこう。
フコイダンを 入れておけば、多少水槽の飼育水が 濁ったとしても 生体に与える影響を 極力抑えてくれるのである。
ここまで 濾過槽のお掃除にかかった時間は ものの15分 ちょい。
速いでしょ。
くまぱぱでした。