サンゴ・イソギンチャク・海藻を 元気にする 光合成UP
光合成UPは飼育海水中で不足しがちな鉄イオンを補充するサプリメントです。また リン酸濃度を下げる効果もあります。
販売開始から わずか2ヶ月、販売本数2百本を超え、大ヒット商品になりました。非常に良い商品です。是非 お勧めします。
お試し用 光合成UPオリジナル小ビン50cc や
光合成UPの水質の変化を測れるテスターとセットになった
光合成UPテスター込み込みセットがあります。
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■効果? サンゴ類やイソギンチャク 海草/海藻類の光合成を活性化
鉄分が不足している状態では、照明を強くしても、それ以上光合成をする事ができない、いわゆる 頭打ち状態になっている事が最近の研究で分かってきました。
強い照明下では、光合成より さらに鉄不足に陥り海草/海藻 イソギンチャクやサンゴ類の調子が逆に崩れてしまうケースもあります。
大切なことは 光合成に鉄分が使われているという事です。
この光合成UPにより、海草/海藻をはじめとして、無脊椎動物に共生する褐虫藻などの光合成を活性化させ、みごとなまでに、彼らの成長を促進します。
■効果? 有害な リン酸濃度を下げる効果
リン酸は海草/海藻類にとって 必須微量元素です。
しかし、多すぎるリン酸濃度環境では、苔の勢力が拡大する一方、海草/海藻類の勢力は弱まります。
結果的に 海草/海藻類は苔に負けて消失します。
苔を生やさずに、海草/海藻類を育てるには、低リン酸濃度を持続する必要があります。
天然海水中のリン酸塩濃度は、1リットル辺り、0.01から多くても0.3mg未満(海水中のリン酸塩濃度は多い所と少ないところがありその差は30倍)。
水槽内ではしばし 2.0~5.0mg それ以上10.0mgあるケースも普通に見られます。
ちなみに弊社のある小型水槽は6.0mgありました(後述)。
リン酸は魚の餌に含まれているため、通常濃くなってゆきます。まずは ご自分の水槽のリン酸濃度を測ってみましょう。
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光合成UPを添加することで、リン酸濃度が下がるシナリオ。
●光合成UPを添加すると苔も含めた植物全体が一時 活性化します。
活性化した植物は、さらに多量のリン酸を吸収します。従ってリン酸値が下がっていきます。
●光合成UPを添加すると 光合成UP中のイオン鉄が、水槽内浮遊中のリン酸と直接結合し、水槽底砂に沈殿します。
一般にイオン化された元素とは不安定物質で、即 色々なものと結合しやすい特性があります。
水槽内ではイオン鉄はリン酸と非常に仲良し、出会った二つの物質は結合し リン酸鉄となり沈殿します。
沈殿したリン酸鉄は 水交換の際 底から飼育水をぬく時に取り出すことが出来ます。
——–弊店にての 具体的な効果————-
P.S 弊店では、この商品を3ヶ月前から様々な水槽で実験して参りました。
リン酸値が6.0mg あった ある小型水槽飼育水が、2週間で 2.0mg 一ヶ月で0.25まで 減りました。0.25とは、天然海水とほぼ同じ値です。 その後 1.0mgに戻り、推移しています。
結果としまして 無脊椎動物の状態が 格段に良くなりました。
具体的には、
●シャコ貝や、サンゴ類 ソフトコーラルの開きが 格段によくなりました。気持ちの良いほど ポリプ満開です。
●苔の発生が 少なくなりました。(おそらく リン酸が減ったため)
●硝酸塩値を下げる効果も確認されました。弊社の大型魚水槽(約1t)が、当初硝酸塩値200mg/リットルが 光合成UPを入れ始めて一ヶ月、苔があまりにも減ったので、硝酸塩値を測ってみたところ 50mg/リットル まで下がっていました。
PS この水槽は硝酸塩対策はしていません。
その他 二つの水槽で、確認したところ、硝酸塩が下がっていました。
考察—なぜ 硝酸塩を下げたのかは 不明
●サンゴ水槽では、魚の数が(或いは餌が)少ないためか、リン酸値は ほぼゼロになりました。苔 も海草も 生えなくなりました。
●サンゴ水槽 及び 魚水槽 全ての水槽の透明度がUP しました。
考察—光合成UPを添加してから、底砂から酸素が ぷつぷつ発生する様になりました。従って水槽内の溶存酸素量が増し、好気性バクテリアが活性化したのではないかと思われます。
●海外から入荷直後の魚の 立ち直りが格段に良くなりました。通常なら1週間は まず 餌を食べない ニシキヤッコ や ツノダシが 次の日から うその様に餌を食べています。
●入荷直後のボーットしている魚がほとんど無く、次の日には 新しい魚、と 以前からいる魚の区別が着かないほど、新着魚が元気に泳ぐ様になりました。
考察—新着魚がボーットしていたり、餌をなかなか食べてくれなかったりするのは、もしかして高いリン酸濃度に対する反応なのかも知れません。
天然海水は マックスで0.3mgですから、6.0mgの水槽に入れられると、直接死因にはならないリン酸濃度も、—-なんか海と違うな 不快だな—- と 魚たちは感じているかもしれません。
この海とはかけ離れたリン酸濃度の値こそが、新着魚がボーットさせている、或いは、餌を食わなくさせる 犯人なのかもしれません。
———–使用方法——————————–
50リットルの水槽(60センチ規格水槽)の場合、
添加量 1プッシュ 週に1から2回 ほど、
180リットルの水槽(90センチ規格水槽)の場合、
添加量 3から4プッシュ 週に1から2回 ほど、
光合成UPは 海水50リットルに1プッシュ入れると 海水中の鉄イオン濃度は 0.1mg/リットルになります。
週に一から二度 水槽内の鉄イオン濃度が 0.1mg〜0.2mg/リットルになる程度の量を添加してください。鉄テスターで測定も出来ます。
二価鉄イオンに安全な有機酸が結びついた有機酸鉄錯体構造をしていますので、水中の遊離酸素で酸化されにくい状態が維持されます。
————– 鉄の豆知識————–
”海の砂漠” という言葉を ご存知でしょうか?
海の中に 砂漠地帯があるというのです。、 魚も海藻もプランクトンも全くといっていいほど、ほとんどいない静かな海域です。
クジラはこの”海の砂漠” まで来て出産します。 なぜなら このような場所は、いわゆる”海の砂漠”ですから、プランクトンがいない 魚がいない。 という事は、サメなどの 天敵もいないという事です。安心して 出産 や 子育て(5ヶ月間)が出来るというものです。
しかし、お母さんクジラにとっては、別の意味で、過酷です。プランクトン食であるお母さんクジラは 絶食の期間だからです。
5ヶ月間 自分は何も食べずに 子クジラには 乳を与えなければなりません。このようにして、子クジラが一人前に泳げるようになるまで、お母さんクジラは 頑張るのです。
話しは戻りまして、 ”海の砂漠” とは どのあたりの海域を指すのでしょうか?
驚いたことに 海の大部分 (海全体の92パーセント) は ”海の砂漠”なのです。魚も プランクトンもいない 閑散とした場所なのです。なぜ、海の大部分は ”海の砂漠”なのでしょうか?
それは、鉄の濃度と関係があることが ようやく 分かってきました。”海の砂漠”と呼ばれる場所には、ほとんど鉄がありません。
本来は 海に豊富にあった鉄が、35億年という海の歴史の中で、植物プランクトンや海藻の光合成によって使われてしまい鉄不足状態に陥っています。
唯一 の 鉄の供給源は、河川です。
鉄は大地には沢山あります。その鉄は、落ち葉などの腐葉土中の嫌気環境で、鉄イオンに還元され、雨水によって海に供給されます。そのため、沿岸区域では、植物プランクトンが発生し、続いて 動物プランクトン、小魚 大魚達が集まる生態系が出来るのです。
しかし、その供給された鉄は、沿岸区域で使われてしまい 広い海まで達しません。
沿岸区域や 島々の周囲が、我々が 知っている 魚が群泳している海、サンゴ礁の色鮮やかな海であり、
これらの海は、海全体の8パーセントに過ぎません。
陸地に住む我々は この8パーセントの海に囲まれて生きている幸せ者であるといえます。
このお話から、鉄が無ければ、生態系が始まらないことがお分かり頂きたでしょうか。鉄こそが 生態系の根源であるともいえます。
皆さんの水槽のほとんどが、鉄不足である ことは間違いありません。
当店も検査した水槽(5から6本)の全てで 鉄分がゼロでした。当店は合計30本近い水槽がありますが、同じシステム、同じ水槽管理を行っているため、残りの水槽もおそらく鉄分がゼロであると推測でき、計るのをやめました。
しかしながら、当店の水槽で使用している人工海水を 溶いたばかりの状態では鉄分が検出されました。
人工海水を溶いたばかりの状態では鉄分が検出できる、、、
水槽では 鉄分が検出されない、、、、、つまり 消費されている証拠です。
早く皆様の水槽も ”海の砂漠”から 脱出し、満開に開いたポリプ、、、酸素豊かな、それでいて苔の少ない水槽に仕上げましょう。
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