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8  お魚の性格 相性など

海水魚と 一言で言っても 沢山の種類がいますね 魚以外にも イソギンチャクや サンゴ 甲殻類など

その 飼育における組み合わせ等を ご紹介しています。

次に 個別の種類における紹介へと続けていきます

ただし あくまでも 弊店における飼育経験値をまとめたもので、様々な飼育条件(水槽や濾過槽の良しあし)、得意まれな変わった性格の個体 など 様々な理由から、必ずしも すべてが ”こうなる” ”こうである” と 断定したり そうなることを保証するものではありません。

それを踏まえていただいた上で 参考にしていただければ幸いです

海水魚(無脊椎も含む)の飼育における組み合わせ


注意

下記の文の中で 種類を 同種 同属 別属 と 3区分に称してお話しています。その意味を 加味していただいた上で 下記をご参考にしてください


同種 ➡ 同じ種類を指します

 例(カクレクマノミ と カクレクマノミ)


(ナンヨウハギ と ナンヨウハギ)


同属 ➡ 近い種類を指します

例(カクレクマノミ と ハマクマノミ)つまり クマノミの種類

 

(ナンヨウハギ と ヒレナガハギ)つまり ハギの種類

 

別属 ➡ 異なる種類を指します

例(カクレクマノミ と ナンヨウハギ)

 


● 同種で群れを成すタイプで余り喧嘩をしない温和な種

 ベラ ミノカサゴ カエルアンコウ ハナダイ類 テンジクダイ類 タツノオトシゴ類は 同種でも 同属でも 別属でも 争う事は あまりありません。

ただ、 ミノカサゴや カエルアンコウは 魚食性なので 口に入る魚(小さい魚)は食べてしまいますので サイズは慎重に組み合わせてください。

例 ミノカサゴと コバルトスズメを 一緒に 入れると おそらく コバルトスズメは ミノカサゴに 食べられてしまいます。

●基本的に温和な性格ですが、同種に限っては、お互い同士 少々 追いかけ合う事がある種

ハゼや モンガラカワハギ フグ等 及び 一部のベラが それにあたります  同時に水槽に入れれば 通常 争う事はありませんが、入れたタイミングが 前後すると 最初にいた個体が 後から入ってきた個体を追いかける場合がります。

 

●同種で 喧嘩をしやすいタイプ  

コバルトスズメ と コバルトスズメ・・・

ミスジリュウキュウスズメ と ミスジリュウキュウスズメ・・・

といった スズメダイ類(デバスズメは除く)は2匹飼育だと喧嘩しやすい。

水槽に余裕があれば 5匹以上 そして 同時に入れると あまり喧嘩はしない。

 

 

 

トゲチョウと トゲチョウ・・・・

アケボノチョウと アケボノチョウ ・・といった・・チョウチョ類

という具合に 同種の場合 (ペアーは除く)本格的な喧嘩 や
 小競り合いが見られます。


コバルトスズメ と ミスジリュウキュウスズメや

トゲチョウ と アケボノチョウ という風に同種でなく 同属にすることで  喧嘩が激減します。

●同じ種類だと まず 喧嘩をすると思っていいタイプ 

ヤッコ類(特に大型ヤッコ)同士(例 サザナミヤッコx2p)

 ニセスズメや ハタ ハギ類 同士(例 ニセスズメx2p)

クマノミの中では マロンクマノミ ハマクマノミ (例 マロンクマノミx2p)

オトヒメエビ(例 オトヒメエビx2p)

上記の生体 同種の場合 1水槽 1匹 又は 1ペアーがお勧め

他の種類とでは 混ぜて OKです。

例 サザナミヤッコ×1p ニセスズメ×1p マロンクマノミ×1p オトヒメエビ×1p という具合に みんな 1匹づつ 1つの水槽で飼育するには 全く問題なし

サザナミヤッコ×2p の 2Pが 問題です 1水槽 1匹厳守です

 

●全く同じ種類でも 多数いれると喧嘩しにくくなる

コバルトスズメ類や  チョウチョ類は2~3匹では 小競り合いがある一方 同時に 複数5~10匹以上投入すると 余り喧嘩をしなくなる傾向があります。

 

ただし ヤッコ類は 同時に複数いれても よく喧嘩をしますので あまり 関係ないようです。

●全く同じ種類でも 喧嘩しにくくなる方法

コバルトスズメ類や  チョウチョ類はが複数匹いるうえで、さらに二回り以上大きな魚 ドン と入れると その魚がボスになり 下っ端の小競り合いが軽減される傾向があります。

「でも このボスになった魚が他をいじめないのですか?」については 次に記述

●大きいサイズの方が強いが、大きすぎると喧嘩しない

一般論というか 常識的にも 大きいサイズの方が 強いです。

ただし ”強い = 喧嘩をしまくる”  は 実は 無関係です

喧嘩というのは、 自分の立場が 自分の居場所が この先 維持できないかもしれない どうにかしてでも 自分の立場 自分の居場所を確保するためには この個体が居ては 邪魔だぁ

という お互いの思いで 喧嘩が始まります。

10cmの魚が 3cmの魚に対して そのような思いは起きません。なぜなら、10cmの魚は 3cmの魚に対して 絶対的に強く これから先も 立場が逆転する事が無いと 脅威を感じていないからです。 

また これだけのサイズ違いになると 寝床のサイズも異なります、10cmの魚の寝場所の邪魔をすることなく  3cmの魚は寝床を確保する事が出来ます。

このような関係では 喧嘩は始まりません。

最も喧嘩しやすいのは 同種 同族で ほぼ同じサイズ もしくは 一回り 二回りのサイズ違いの場合です。

 

●種類が異なっても 同じ色の魚に反応する場合がある

海の中に 鏡もないのに どうして お魚は自分の姿 形 色 を認識しているのか いささか 不思議ですが・・・・・ 同じ色の魚に対して攻撃的な種がいます。

スズメ類では コバルトスズメや シリキルイスズメ等 青系の仲間は 青系統に対して 喧嘩しやすい傾向にあります。

また クマノミ類の ハマクマノミや スパインチークアネモネフィッシュ(マロンクマノミ)等は 同じ赤いクマノミ(例えば カクレクマノミ)に対して 喧嘩を仕掛けることは 良く知られていますが ・・全く異なる種類なのに 喧嘩を仕掛けるケースがあります。

彼ら(ハマクマノミやスパインチーク)は ハナダイや  赤系 ベラ(例 ツユベラ)にたいして積極的に 追いかける場合がります。 どうも 赤色に反応しているようです。

●最初から入っている魚(先住者)が強い

最初からいる魚にとって 後から入ってきた魚は  自分の縄張りにはいってきた いわば 侵入者です。 その魚に対して 大なり小なり挨拶をするのが 一般的な 海水魚の習性です。

ですから 入れる魚の順番等を計画しておくのもポイントです。

 大人しい魚から 入れていく

又は   小さい魚から 入れていきましょう。

どうしても 喧嘩が勃発した場合は下記の”仕切り板を活用しよう”を見てください

●喧嘩した場合仕切り板を活用しよう

どんなに素晴らしい計画であっても 対象が生き物だけに その通りに行かない事が多々あることも現実です。 また それが 飼育の奥深さ 飼育の楽しさにつながっているのかもしれません。

以前 こんな事が弊店のリース先で起こりました。

ハマクマノミ4-5cmが1匹居る(その他にも複数の他の魚が入っている)ところに、 同サイズのハマクマノミ3匹を追加した所、 もともと居たハマクマノミ4-5cmが 新人ハマクマノミ3匹を 追いまわし、10分後には 3匹が水面から降りてこれない状態になりました。

 

おそらく その日中には 新人ハマクマノミ3匹は いじめ殺されていたでしょう

そうならないために 仕切り版でとりあえず 区切り処理をしました。

2週間後 仕切りを 取ったところ・・・・またもや 喧嘩が始まったので、再度 同じく仕切りました。

 

その2週間後 つまり 最初に同居させてから1ケ月後 仕切りを 取ったところ 不思議と 喧嘩はせず 4匹で泳ぎ始めました。それから 3か月後 もともと居た ハマクマノミ4-5cmの個体と 新人の個体1匹が めでたくカップルになったようで 産卵が始まったのです。

 

このことからわかる様に 

あの時 仕切り版が無ければ ハマクマノミ4-5cmは将来の結婚相手を イジメ殺してしまっていたはずです。

例え 将来の結婚相手でも まずは 侵入者である事が優先され 攻撃を仕掛けていくのでしょう。 それが 仕切り版をつける事により、姿は見えるけれども 喧嘩はできない状態をKeep することで、お見合いが成立 侵入者意識が だんだん薄れ もともと居たんだよね 隣のエリアに・・・・ という具合に お互い慣れてくるわけです。

自然界でも 同じような事が起きていると考えられます。自然界の場合、侵入者が来れば 先住者が 上記と同等 侵入者に対して 追い払う行動を 取る事でしょう。ただ 自然界の場合 仕切り版はありませんが 水槽壁もありません。どこまででも 逃げることが出来ます。

そのうち また 相手に対してか イソギンチャクに対してか わかりませんが 恋しくなって また侵入していきます。

また 追い出されます 侵入します。追い出されます  その繰り返しで そのうち 知り合いになっていくのでしょう。

生まれたときから 赤い糸で結ばれている?????なんて  ありえませんからね。


仕切り版で 仕切るのがポイントで 隔離ケースでは 意味がありません。なぜなら 隔離ケースは 水中に浮いているため 水槽内の不動産を手に入れる事が出来ません。

つまり 水槽内に縄張りも持つことが出来ません。

隔離ケースから もどされたお魚は・・・

「すみませ~~ん おじゃましま~~す どのへんが空いてますか?」

 

 

と いつまでたっても 弱腰姿勢で 水槽に入ることになり イジメられるでしょう。 

 

●口に入る魚は食べてしまう

 ミノカサゴ類や ウツボ類 カエルアンコウ等 魚食魚は 口に入るサイズのお魚は食べてしまうので 小さい魚と 一つの水槽で飼育する事はできません。

ただし 口に入らないサイズであれば 一緒に飼育できます。

例 ミノカサゴ10cm と チョウチョウウオ6cm以上 ・・・

注意 スズメダイや ベラ ハゼ といった 体高が低い 細長い魚は 上記でいう6cm以上でも 危険です

 

 

 

 

 

個別の種の飼育における組み合わせ(工事中)

●スズメダイを飼育するにあたって

●クマノミを飼育するにあたって

●レイアウトについて

Q&A 良くある質問

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