では、海水魚は 紫外線殺菌灯が無ければ飼えないのか?
いや いや そんなことはない。実際飼っている方は大勢いるはず。
その紫外線殺菌灯が無くても飼えるという意味合いは二つに分けられる。
まず一つ、紫外線殺菌灯以外にも、 そのような効果をもたらす商品はたくさんある。 なにも、紫外線殺菌灯にこだわる必要はない。要するに、何か除菌対策を行えばよいわけだ。詳しくは後で・・・。
二つ目は、除菌対策がほとんどいらない魚種もいる。 つまり、なくても丈夫なので飼育は簡単。 しかし、病気に絶対かからないわけでは無い。 あくまでも、病気にかかりにくい、という事なので、そのあたり誤解のないように。
まず、一つ目、除菌対策には どんなものがあるのか、まとめてみよう。
★A★ 薬毒物的なものを水槽に投入、病原菌を殺す→ 硫酸銅、 その他薬品
★B★ 殺菌能力がある機材で病原菌を殺す → ヨウ素殺菌筒 紫外線殺菌灯
★C★ 自然の力で病原菌を吸着する → 活性化フコイダン(海藻成分)
★D★ 魚自身を 病気になりにくい魚体にする → ラクトフェリン
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★A★は基本的に無脊椎動物やライブロックが入っていると、使用できない。薬品の毒性で、無脊椎動物まで死んでしまうからだ。
無脊椎動物やライブロックが入っていない水槽なら 良いかもしれない。
また なかには 無脊椎動物やライブロックが入っていてもOK という商品もあるが 病気を治す効き目が今一 という声もある。
★B★ ヨウ素殺菌筒や 紫外線殺菌灯は その機材内で 殺菌するので 生体には 全く関係ない。
但し ヨウ素殺菌筒は ヨウ素殺菌筒通過後の飼育水には 毒性が 少々残っている。
。 従って ヨウ素殺菌筒通過後 濾過槽に吸い込まれてしまうように取り付けると、濾過バクテリアも殺菌してしまうので注意。
★C★は フコイダンは 海藻の成分で、病原菌をくっつけてしまう面白い商品。くっついた病原菌は本来の仕事(魚に感染する事)ができず、濾過槽のマットに汚れとして吸着される。(詳細はクリック)。
★D★ ラクトフェリンは 魚に食べさせる商品。食べさせて魚を元気にさせ、病気をふっとばす・・・・ という、商品(詳細はクリック)
スズメ類や ハゼ ベラ類の飼育なら そんなに 除菌はいらない。ただし 先ほども書いたけど、絶対に 病気にかからない という事ではないよ。
逆に チョウチョ ヤッコ ハギ フグ類は 結構 病気に かかりやすい。これらの魚は、必ず 何らかの方法で 除菌対策に努めたい。
すると、 以外にも簡単に飼育できるんだよ。